2021/11/26
筋トレには「美肌効果がある」という話をよく耳にします。
確かに、トレーニングを行っている人の多くは、体が引き締まっているだけでなく、素肌もとてもキレイですよね。
しかし、一方で筋トレをすると「肌が荒れる」という話もあります。
筋トレ後に、にきびができたり、顔にかゆみや赤みがでてしまって困っている人も多くいるのです。
筋トレは方法によっては「美肌効果」を得ることができるけれど、方法を間違えると「肌荒れ」してしまうということですね。
当記事では、筋トレで肌荒れをする原因と対策についてと、美肌効果のあるトレーニング方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
筋トレで肌荒れする原因
筋トレを行うことで肌荒れが起こる原因はいくつか考えられます。
たんぱく質(プロテインの過剰摂取)
筋トレに欠かせないサプリものと言えば、たんぱく質ですよね。
トレーニングを行う際に、高タンパク質低糖質の食事をとっている人は多いです。
しかし、たんぱく質をたくさん摂りすぎてしまうと肌荒れの原因となってしまいます。
たんぱく質は、体内に吸収されるまでに2時間ほど時間がかかります。
体内に吸収するまで時間のかかるたんぱく質を過剰に摂取すると、たんぱく質分解とたんぱく質吸収が追い付かなくなり、体内に不要なたんぱく質が増えていきます。
そうすると、分解吸収しきれなかったたんぱく質は、老廃物となってしまうのです。
老廃物となってしまったたんぱく質は、にきびなどになって体の表面に現れ、肌が荒れてしまいます。
また、たんぱく質の過剰摂取で、腸内環境が悪くなり、ガスを大量に発生させて、お腹の膨満感が起こる場合もあります。
好中球過剰分泌
短い時間であっても、強度の高いトレーニングを行った場合、好中球が血中に増加します。
好中球は、活性酸素を発生させて、体内に入ってきた病原微生物などを殺菌する働きがあるため、体にとって重要な働きをするのですが、過剰分泌してしまうと、体にとって害になります。
体内の活性酸素が過剰に増えると、体を錆びさせて老化を進めてしまうため、肌が老化し、肌荒れが起こります。
男性ホルモン過剰分泌
筋トレを行うと、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが過剰分泌します。
ジヒドロテストステロン(DHT)の分泌が過剰になると、皮脂の分泌が増え、毛穴をつまらせてしまい、にきびの原因となります。
男性ホルモンという名称ですが、実は女性も男性ホルモンを分泌しており、男性の場合は通常、女性の約10~20倍の男性ホルモンを分泌しています。
発汗
筋トレを行うと、大量の汗をかきますよね。
長い時間トレーニングを行って、ずっと汗が肌に付着している状態であったり、塩分を含んだ汗をキレイに拭き取れていないと、雑菌が発生してしまう場合があります。
汗によって、肌にかゆみや赤みが出たり、発生した雑菌によって、肌荒れが起こってしまいます。
メイク
近年は、SNSなどでトレーニングの様子をアップしている人が多いですね。
SNSに投稿されるトレーニング動画には、すっぴんでトレーニングする姿ではなく、ばっちりフルメイクでトレーニングをする人がいますが、メイクをしてトレーニングを行う人は注意が必要です。
トレーニングで汗をかくと、メイクが崩れ、汗と化粧品が混ざり汚れとなって、肌荒れの原因となります。
さらにトレーニングによって、体温が上がると、毛穴が開いている状態なので、開いた毛穴に汗と化粧品の汚れが入り込み、にきびなどの肌荒れが起こってしまうのです。
肌荒れの対策
筋トレによる肌荒れの対策法はいくつか挙げられます。
肌荒れ対策を取りながら、筋トレで内側も外側もキレイになりましょう!
食生活の改善
食生活の乱れは、肌荒れに大きく関わります。
肌荒れを改善するには、まず食生活を見直すことが大切です。
- 発酵食品
- 抗酸化物質を含む食品
これらを積極的に取り入れていきましょう。
発酵食品は、
- ヨーグルト
- 納豆
- 味噌
がオススメです。
発酵食品は、腸内環境を整えてくれるため、老廃物をスムーズに体外に出してくれて、肌荒れの改善効果が期待できますよ。
抗酸化物質を含む食材は、
- 人参
- かぼちゃ
- ほうれん草
などの野菜や、
- キウイフルーツ
- イチゴ
などの果物、
- ごま
- ピーナッツ
- アーモンド
- 赤ワイン
- ココア
- 緑茶
などです。
抗酸化物質には、過剰な活性酸素の発生と働きを抑制する働きがあるため、体内で増えすぎた活性酸素によって体が老化することを防ぐことができます。
肌を清潔に保つ
トレーニングを行う際は、しっかりメイクではなく、毛穴が詰まらないようにすっぴんで行いましょう。
トレーニングの最中は、こまめに汗を拭きとり、汗をかいたまま放置しないように注意すると良いですね。
また、トレーニング後はシャワーを浴びてしっかりと、汗や汚れを落とすことが大切です。
毛穴に詰まった汚れを十分に落とすためには、洗顔をして肌を清潔にし、入浴後は肌の保湿を行って、肌に潤いを与えてくださいね。
美肌効果のあるトレーニング
肌荒れの対策をしながら、美肌効果のあるトレーニングを行うと、さらに肌がきれいになりますよ!
美肌効果のあるトレーニングは、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動です。
これらの運動を週に2〜3回、1回30分~1時間程度行うと、代謝が促進され、美肌効果が期待できます。
適度な有酸素運動は、血液の流れを改善し、全身の毛細血管の隅々まで酸素と栄養を届けることができるため、肌の状態が良くなります。
また、汗をかくことで、肌の水分量が増し、角質がやわらかくなります。
角質がやわらかくなると、毛穴に詰まっている余分な皮脂を排出し、毛穴の中に汚れがつまることを防ぎます。
筋トレによる美肌効果
適度な有酸素運動と、バランスのとれた食事をすることで「美肌効果」が期待できます。
筋トレによる美肌効果をチェックしていきましょう!
成長ホルモンの分泌促進
適度な有酸素運動は、成長ホルモンの分泌を促進します。
成長ホルモンは、
- たんぱく質を合成して筋肉量を増やす
- 脂質の代謝を促す
- 体脂肪を燃焼させる
これらの働きがあります。
さらに成長ホルモンによって、新陳代謝が活発になると、肌にハリや潤いを与えてくれます。
睡眠の質が向上
適度な運動や筋トレは睡眠の質を向上させることがわかっています。
先述した成長ホルモンは、睡眠によっても分泌が促されるため、質の良い睡眠をとることは美肌のために大切です。
また、しっかりと睡眠をとることで、肌ツヤが良くなるだけでなく、目の下のクマや肌のくすみが改善し、肌がぱっと明るくなっていく効果が期待できますよ。
血液やリンパの流れが改善
運動によって、血液の中の酸素と栄養が体の隅々まで送り届けられ、細胞が活性化し、肌荒れを防ぐことができます。
さらにリンパの流れが改善し、老廃物を体から排出してくれるため、美肌になります。
ストレス解消
適度な運動は、気分転換になり、ストレス解消効果が見込めます。
ストレスは、自律神経のバランスを崩し、肌荒れを引き起こしやすくします。
適度な運動をして、ストレスを解消すると、自律神経のバランスが整い、心身ともに健康になりますよ。
まとめ
筋トレで肌荒れを起こす人は、たんぱく質を過剰に摂取していたり、メイクをしたままトレーニングを行って毛穴が詰まったり、汗をかいて肌を清潔に保てていないことなど様々な要因が考えられます。
筋トレで肌荒れを起こさないためには、肌を清潔に保ち、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。
また、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を週に2〜3回、1回30分~1時間程度行うと、代謝が促進され肌にハリや潤いを与えられます。
適度な運動と栄養バランスのとれた食事で、体の内側からキレイになり、美肌を目指しましょう!
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